2024年3月8日発売のSwitchゲームソフト「超古代兵器ホリー(Ancient Weapon Holly)」をプレイしました。
総プレイ時間は、10時間ほど。
結論から言うと、かなり楽しめました。
今は他のゲームに集中してますが、落ち着いたら再開したい良作ゲームの一つ。
主に以下の3点は、私のお気に入りポイントです。
このレビュー記事では、ゲームプレイの専門家KBが『「超古代兵器ホリー」の評価』をできるだけネタバレしないよう配慮しつつ、様々な角度からお伝えしていきます。
ゲーム購入の参考にどうぞ。
当記事の内容は「著者個人の感想」を多く含んでいるため、KBの技術レベル含む”価値観”が大きく反映されています。
あなたの腕前や価値観がKBと似ている場合はそのまま適用できると思いますが、そうでない場合は「私の場合は△△△だから、ここは○○○なんだろうな」と読み替える等してご利用ください。
- ゲームプレイの腕前
熟練者ではあるがプロほどの腕はない
ノーダメージ系は大抵苦戦するが、何度も挑戦する
謎解きやパズル系、隠し要素の発見は得意な方
格ゲーの複雑なコマンド入力は苦手
あまりにも速すぎる動きにはついていけない - プレイスタイル
攻略情報なしでクリアまでプレイ
一つのゲームをできる限りやり込む
クリア後に再びはじめからできる人
バグ技は反対派
テレビ等大きい画面でプレイしたい
ハード性能は二の次で、とっつきやすさ優先 - ゲームの好み
複数よりソロプレイが好き
少し努力をしないと先に進めないぐらいの難易度が好み
簡単すぎるよりは難しすぎる方がまだ良い
戦略的に思考したい
時間に追われたり、人様と競ったり比べたりするのは基本イヤ
作品の知名度や発売時期、メーカー規模は気にしない
ゲーム性が乏しいゲームは避けたい
グラフィック命(ドット絵は99%回避)
音声が日本語に非対応でも気にしない(テキストは日本語希望) - 個別作品に関する情報収集の許容範囲
公式の情報はしっかり読み、動画もチェックする
人様の攻略サイトやレビュー記事、ゲーム系動画は絶対に見ない
プレイ中の行き詰まりを自力解消不可の場合のみ検索(数日粘った後) - ゲーム系コミュニティの参加
コミュニティ等に属さず、イベントにも参加しない(人混み苦手)
ゲーム全般の情報収集はゲーム系雑誌、My Nintendo Storeを活用
「超古代兵器ホリー」の基本情報と特徴
ソフト名【超古代兵器ホリー】
https://www.acquire.co.jp/holly/
メーカー【ACQUIRE(アクワイア)】
https://www.acquire.co.jp
レーティング【CERO A】
ジャンル【ダンジョンクロウル(ローグライクアクション)】
キーワード(My Nintendo Store「関連タグ」より)
「アクション」「ストラテジー」「難易度が選べる」「あそぶたびにマップが新しい」「失敗したら最初から」
人類崩壊の危険物として迷宮の地下に封印された兵器「ホリー」が復活し、人間への復讐を目標に動き出す。
プレイヤーはこの「ホリー」を操作して、敵(魔物 等)にやられないよう戦略的に地上を目指します。
ゲーム面で特徴的なのが、敵を倒す手段。
基本的には「穴を掘って敵を落とし、上からブロックを落として埋め潰す」という、言葉だけ聞けば海外ホラーぐらい残酷な倒し方なんですが…
作品のレーティング(CERO A)からご想像の通り、そんな残虐シーンはもちろんないです。
このゲームの各階層での目的は「敵を全滅させる」ことではなく「標的(ゲート&スレイヤー)を破壊・討伐する」こと。
こちらには「祭壇」という守るべきものがあり、それを敵に破壊されればゲームオーバー。
将棋で言えば、王将や玉将にライフがある感じ。(もちろんホリー自身にもライフあり)
しかも、相手の王将は一つではなく、その数は階層が上がるごとに増えていきます。
いかに戦略性が問われるか、想像してみてください。
「どうやったら勝てるか?」を考え続けるのが好きな人なら、きっと楽しめる作品かと思います。
「超古代兵器ホリー」全体の評価
ゲーム難易度 | ★★★★★★★★★☆ |
チュートリアル | ★★★★★★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
「難易度」についての評価は、単純に高ければ高いほど高評価にするのではなく、”いい塩梅かどうか”を基準にしています。
難しすぎて先に進めないとか、逆に簡単すぎてやりがいがない場合は低評価。
プレイヤーの技術レベルが大きく影響する部分ではありますが、参考までに。
「チュートリアル」の評価は、新たな操作に関する説明の挿入度合いや振り返りやすさを基準にしており、不親切なら低評価です。
「ストーリー」は文字通り、物語を楽しめたか?ゲーム世界に入り込みやすかったか?を基準に評価しています。
ストーリー性が乏しいものは低評価。
以下から詳しくレビューします。
ゲームプレイ難易度の具合は?
個人的には、いい塩梅です。
すべての強化要素を満たした状態でさえ、少し気を抜けば簡単に敗北するというゲーム性。
将棋のように、最強という概念が存在しないが故に奥深い。
かと言って「難しすぎる」ということでは決してなく、継続的な思考と判断を求められます。
私は「ゲームは頭を使ってなんぼ」と思っているので、挫折なく楽しみながら頭を使えるこの作品の難易度は高く評価したいと考えます。
加えて、このゲームは「ローグライク」といって、「やられたらペナルティ(このゲームでは階層が一つ戻される)があるけど強化状態はそのまま始められる」という設定。
再び将棋でたとえると、仮に1戦目で負けたとしても、その1戦目でとった相手コマを2戦目に持ち越して使える感じ。
つまり、やられればやられるほどゲーム難易度が下がっていくシステムなのです。
このようにアクションや戦略系初心者も安心してプレイできるようになっていることから、★9としました。
あと星1つ分は、何が足りなかったか?何があれば星10だったんでしょう?
個人的には「2周目開始時に強化要素が自動でリセットされること」が、少し残念でした。
2周目プレイ時に、そのままいくかリセットするか選べてもよかったのでは?と思います。
この選択機能があれば、★10でも良いかと。
チュートリアルの親切さは?
チュートリアルの親切さや挿入度合いは、基本的には良好。
そもそもこのゲームに難しい操作はあまりなく、必要以上の説明はダレます。
2周目にまで1周目と同様のチュートリアルが挿入される点が、このダレポイントかと。
あと、中盤〜終盤で追加されるスキルの説明が一部言葉足らずで、使い方が数分わからなかったので、評価は少し下げました。
この評価は、少し厳しめかもしれません。
ストーリー面に魅力は?
この作品におけるストーリー性やその演出は、必要最低限。
問題解決までの道のりがまるまるゲーム面となっており、主人公の目標が提示される場面とクリア後の目標達成場面は、綺麗なグラフィックでストーリー面の演出が成されています。
個人的には、ゲーム性とストーリー性のバランスはこれぐらいが好みなんですが…
あえてストーリー面単独の評価をするなら、良くもなく悪くもなく。
「ちゃんと物語になっている」ということで、★5です。
「超古代兵器ホリー」クリア後の評価
やり込み要素 | ★★★★★★★★☆☆ |
総プレイ時間 | ★★★★★★★☆☆☆ |
クリア後の「やり込み要素」は、充実しているかどうかと、単純作業の連続かどうかで評価。
「総プレイ時間」は、このゲーム作品のジャンルや価格から”妥当な長さか?”を基準に評価。
物足りなかった場合は低評価で、思ったより長く楽しめた場合は高評価です。
それでは、詳しくレビューします。
クリア後のやり込み要素におもしろみは?
このゲームを起動すると、本編の「Play(10階層分)」とは別に「TimeAttack(タイムアタック)」と「ExtremeChallenge(エクストリームチャレンジ)」という2つのモードを選べます。
タイムアタックは速度(ゲームクリアまで)が問われ、エクストリームチャレンジは持久力(100階層)を必要とするモードで、これら2つがやり込み要素に該当するかと。
私は本編を2回クリアした後、エクストリームチャレンジを開始して途中で止まっています。
まだ全然やり込み要素をやり込めてないんですが、現時点では「おもしろい」「続けたい」と思っており、個人的には再開をとても楽しみにしています。
反面、100階層はあまりにも長すぎて途中で飽きてしまうリスクもあります。
これらを考慮し、★8としました。
タイムアタックについては、そもそも私はやらないので評価の対象外。
時間に追われるのも、誰かと競うのも好きじゃありません。
私の総プレイ時間の内訳はこちら
私の総プレイ10時間の内訳を、ざっくり以下に示します。
1周目クリア:5時間(2日に分けて)
2周目クリア:4時間(1日)
いくつかの検証&やり込み要素試す:1時間
1周目は初めてのプレイなので、いろいろ試しつつ、数回敗北しながら少しずつ進めていきました。
2周目は操作自体には慣れた状態ではあるものの、強化要素がリセットされたため、主に効率面で試行錯誤しながら進行。
本編以外の1時間は「画面を見ること」が中心だったので、実質プレイ時間は9時間程度かもしれません。
遊べる時間の目安はこんなもの
私の本編クリア時間は5時間程度でしたが、このゲームは本編を1回クリアした程度で終わるものではありません。
将棋のような戦略性が必要な、飽きにくいゲーム性を備えた作品であるため、ビジュアルに飽きるまではずっと楽しめるのでは?と思います。
遊べる時間の目安としては、最低でも5時間ほど。
ただし、それ以降は「考えることが好きかどうか」でこのゲームを続けるかどうかの判断が下されるのかもしれません。
作品自体はずっと楽しめるポテンシャルを備えてはいるものの、戦略的にプレイするのには頭を使います。
プレイヤー側が「もうしんどい」と思えば、そこまででしょう。
逆に、私のような「考えることが好き」という人なら、エクストリームチャレンジに挑戦するだけでも単純計算で50時間(10階層5時間×10)は遊べるはず。
エクストリームチャレンジがどの程度まで難易度が上がっていくのかは不明ですが、最後まで徐々に上がっていくと想定すれば、もう少し長く遊べると思います。
ローグライクアクションとしては、遊べる時間はかなり長めかと。
個人的には★10つけたいぐらいなんですが、ゲームに頭を使いたくない人は多い気がするので、その分平均プレイ可能時間が減ることを考慮して評価を少し下げました。
「個人的に気になる点」の評価
アクション操作 | ★★★★★★★★☆☆ |
グラフィック | ★★★★★★★☆☆☆ |
音楽 | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
ここでの評価は、完全に私個人の趣味。
KBと価値観が似ている場合は、大いに参考にしていただけるかと思います。
「アクション操作」の評価は、できるアクションが最大まで解放された状態で使用する”ボタンの数”が多ければ多いほど高評価としています。できるアクションが少ないと、それだけで物足りなさを感じるので低評価。加えて、操作のおもしろみや有効性も評価対象としています。
「グラフィック」は、キャラクターデザインの良し悪しも含め、風景やエフェクト等総合的に評価。画の荒さが目立つ場合は低評価となります。”ドット絵”は好きじゃないのでそもそもプレイしませんが、評価する場合は低評価に。
「音楽」は、作品中で流れるゲーム音楽の良し悪しを評価。何を良しとするかは人それぞれあるかと思いますが、ここでは”私が口笛を吹きたくなるか”を基準としています(吹けるかどうかは置いといて)。
詳しくレビューします。
アクション操作の充実度は?
このゲームでの操作はとてもシンプルですが、ホリーの強化機能によって使えるスキルが増えていきます。
スキルによっては、獲得後の戦略が大きく変化するようなものもあり、大変おもしろいです。
戦略性が強いゲームでありながら、アクション要素もしっかりあるのが評価のポイント。
特に、個人的に好きなスキルがありまして。
ゲーム面のネタバレになるのでこの記事では書きませんが、このスキルがあるとないとではもう全然楽しさが違います。
他社作品の「風来のシレン」という、私が昔どハマりしたゲームがあるんですが…
「つるはし」という武器があると、ダンジョンの壁を壊せるんですよね。
この要素が好きすぎて、ダンジョンを掘りまくっていた記憶があります。
「超古代兵器ホリー」では、壁を掘れるのはデフォルト。
穴を掘るだけでなく、壁も壊せるんです。
それだけでも嬉しいのに、上記スキルがあるともうダンジョンの形状を好き放題できる。
「そこまでやらなくても勝てる」とわかっていても、ついやっちゃう中毒性があります。
ではなぜ★8なのか?
実は「敵の行動を先読みして落とし穴を作り、そこへ誘い込む戦略が必要」という公式イチオシの戦略性が、場合によっては不要(不可)となってしまうからです。
少しアクションゲームができる人なら、さっと敵に近づいて、その敵のすぐ下に穴を掘って戦略なしで埋め潰すことができてしまいます。
加えて、中盤以降のスレイヤー(標的)は、穴を埋める能力を持っており、上記のような戦略は不可。
ということで、少し評価を下げました。
とは言え、このゲームの戦略性が全くなくなってしまうわけではありません。
このゲームの真の戦略性は「いかに自陣の祭壇を守りながら標的を破壊するか」にあると思います。
敵を倒す際に戦略不要となったところで、少し攻略効率が良くなる程度。
次の階層を目指す上で戦略が必要になることに変わりはないので、ぜひアクションゲーム好きはプレイしてみてほしいです。
と、ここまで書いてて気づきましたが、このゲームの公式ページではゲームジャンルが「ダンジョンクロウル」となっており、アクションとは一言も書いてないんですよね。
任天堂とSteamの販売ページではアクションジャンルになってるんですが…。
ちなみにダンジョンクロウルとは「プレイヤーがダンジョン内を探索し、戦闘・アイテム収集・成長を重ねていくRPGのサブジャンル」「慎重かつ緊張感のある探索プレイが特徴」とのこと。
まあ、その通りでしたけど。
グラフィック全般の感想は?
ビジュアルの品質には全く申し分ありません。
ホリーの本格フィギュアがあったらいいのに、と思うぐらいキャラクターデザインは気に入ってますし、それを表現したグラフィック(主に一枚絵=スチル)も良いです。
ちなみに、ゲーム公式サイトにはマンガが掲載されており、こちらも可愛いので個人的には好きです。
ただ、この記事の上の方で「ストーリー性」について書きましたが、このゲームは良い意味でゲーム面に偏っており、物語の演出が必要な場面が少ないです。
当然、その分使用されるグラフィックが減ります。
「物足りない」「もっと欲しい」これに尽きますね。
ゲーム内音楽はどうだったか?
このゲームは本当にシンプルで、秀逸なゲーム性と最低量の高品質グラフィックでほぼ成り立っていると言っても過言ではありません。
そのため、グラフィックだけでなく、使用されるBGMの種類もすごく少ないですし、基本的にはゲームプレイを邪魔しない&世界観を崩さない程度の背景音楽となっています。
ないよりはある方が絶対良いですし、コード的にはどちらかと言えば好きな方(暗め)。
ですが、それほど独自性があるとは思えず、口笛を吹くようなメロディもないので評価は普通としました。
超古代兵器ホリーとメーカー「アクワイア社」
超古代兵器ホリーを制作した「アクワイア社(株式会社ACQUIRE)」は、本店が東京秋葉原、スタジオが愛知県名古屋にある、ゲームの企画原案から完成まで一貫して自社だけでできる制作環境を持つ会社です。
学生の頃に友達が同社の「天誅」シリーズをやってましたが、私自身は同社制作のゲームは初めてプレイしました。
企画から制作・作品完成まで自社で完結するということは、すべてのゲーム制作の全工程にこの企業の理念ややり方が反映されているわけです。
つまり、一つおもしろければ、他のゲーム作品も楽しめる可能性が高いんですよね。
ちなみに、アクワイア社の理念は以下(抜粋して引用)
アクワイアは1994年の創業以来、「独自性」「奇抜さ」をキーワードに、常識にとらわれることのない「尖った」オリジナルコンテンツの開発に取り組んでいます。
独自性を出すことは企業としては当たり前ですが、「奇抜さ」や「尖り」を意識してゲームが作られている点は気になります。
尖っているということは、ターゲット層がかなり絞られているということ。
万人に無難にウケることより、少数でも深く刺さることを優先していると言えます。
つまり、刺さらなければ全く楽しめないんですが、刺さればめっちゃオモロイんですよ。
で、私には刺さりました。
アクワイア社制作のゲーム「超古代兵器ホリー」が。
ということは、この会社の他のゲームも、私に深く刺さる=「めっちゃオモロイ」可能性が高いんですよね。
もう、期待しかありません。
オモロイと言えば、同社はPRもおもしろいです。
グラフィックのところで触れたマンガもそうですが、超古代兵器ホリーのXではエイプリルフールのネタ投稿が。
個人的にドット絵は好きではありませんが、こういう試みは大好物。
投稿一つにすごい労力かけるなーと、感心します。
とても好感を持てる企業様でした。
「超古代兵器ホリー」みんなのレビュー(Steamより)
PC向けのゲームソフトを販売する「Steam(スチーム)」では、商品ページでプレイヤーのレビューを確認可能。
このゲームにも多くのレビューがありましたが、そのうち日本語のレビューをいくつか引用して、ご紹介します。
(記述そのままではなく、読みやすいよう要約して丸めてあります)
Steamユーザーの「良い声」抜粋
ホリーのデザインが非常に印象的。可愛らしさと不穏さを併せ持ち、世界観とも調和している。地下空間の暗さと光の演出が雰囲気づくりに効果的で、没入感を高めている
敵を穴に落として埋めるという独自のシステムが楽しく、拠点防衛とゲート破壊の要素も組み合わさっているため、単調さを感じにくい。アクションゲームとしては珍しい構成で、新鮮味がある
ブロックを破壊して強化アイテムを得る → ホリーが成長する → 効率が上がる…という流れが快感であり、成長を実感しやすい。特に振動付きのコントローラーと併用すると操作感が心地よい
序盤は比較的シンプルだが、後半になるにつれて戦略性が求められ、手応えのあるバランスに仕上がっている。繰り返し遊ぶことでゲームの面白さがじわじわと深まっていくタイプ
最初の印象はやや控えめだったが、進行とともに没入感が増し、いつの間にか夢中になっていた。特に敵を穴に落として潰すギミックは「平安京エイリアン」を彷彿とさせ、懐かしさも相まって楽しい体験となった
Steamユーザーの「良くない声」抜粋
操作性には癖があり、特に近接攻撃の判定が視覚的な印象と一致しないことが多い。また、敵やエフェクトによってカーソルが視認しづらくなる場面が多く、プレイ中のストレス要因となっている
攻撃力の強化によって溜め攻撃に移行し、連続攻撃が行いにくくなる仕様には疑問が残る。テンポが損なわれ、むしろ強化によって操作性が悪化する場面も見受けられた
敵の種類が少なく、階層を進めても戦闘に新鮮味が乏しい。特に中盤以降に展開の変化が乏しく、モチベーションの維持が難しいと感じた
ゲームオーバー時のペナルティが軽いため、緊張感に欠ける。ローグライク風の外観に反してプレイ内容はやや平坦で、刺激に乏しい印象を受けた
拠点が攻撃されているかどうかが分かりにくく、通知や警報といった基本的なUI設計が不十分。結果として状況判断が遅れ、理不尽に感じる場面もあった
Steamレビュー読後の感想
この記事の大半を書き終えてから、最後に上記のレビューをまとめたんですが…
「良い声」は概ね、同意見。
「良くない声」についても、そういう意見があることはわかります。
が、それが果たして良くないことなのかどうか。
例えば、どんなゲーム作品にも「操作のクセ」があります。
「クセに順応すること」もプレイヤーの楽しみの一つと考えれば、良くない声のいくつかはむしろ良い面になるのです。
また、開発者の意図と違った方向性の、ゲームへの期待や姿勢を示すプレイヤーがいれば、当然そのゲームに不満を抱くでしょう。
だからと言って、そのゲームの出来は果たして本当に悪いでしょうか?
おそらく、製品に非はありません。
それよりも、会社の「マーケティングのやり方」に少し難があった可能性を私は疑いたいです。
そのゲームで満足できないユーザーに商品を届けてしまった、ということ。
カツカレーを食べたいお客に、野菜カレーを出してしまった感じ。
とは言え、大衆向けのマーケティングに完璧はありえないので、どうしても企業が想定するターゲット層とは少し離れた消費者にもリーチしてしまうものです。
この記事も同様ですが、Steamのレビューを参考にする場合は、下記の点に注意してください。
Steam「超古代兵器ホリー」レビュー
https://steamcommunity.com/app/2403260/reviews/?browsefilter=toprated&snr=1_5_100010_&filterLanguage=japanese
「超古代兵器ホリー」の総評:ハマれば最高
ここまで『「超古代兵器ホリー」の評価』をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
改めて、これまでの評価を掲載しておきます。
ゲーム難易度 | ★★★★★★★★★☆ |
チュートリアル | ★★★★★★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
やり込み要素 | ★★★★★★★★☆☆ |
総プレイ時間 | ★★★★★★★☆☆☆ |
アクション操作 | ★★★★★★★★☆☆ |
グラフィック | ★★★★★★★☆☆☆ |
音楽 | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
総合的に見た評価は、以下。
総評 | ★★★★★★★☆☆☆ |
作品に対しての純粋な評価は、こんな感じ。
しかし、買う側として最も重要視したいのは「価格に対してどうなのか?」だと思います。
参考までに、任天堂「My Nintendo Store」でダウンロード版を定価購入する場合の価格は、
税込 ¥ 1980(執筆時点)
この価格に見合う内容か?と考えると…私個人としては断然「Yes」です。
オススメ度は「★★★★☆」。
ただし、このゲームは発売からしばらく経っており、My Nintendo Storeでセールになることがあります。1300円以下なら、オススメ度は「★★★★★」。
とは言え、アクワイア社のゲーム作品は「奇抜」で「尖っている」らしいので、私と価値観や技術レベル等があまり似ていない人には合わない(ハマらない)可能性もあります。
KBの価値観はこの記事の上の方に記載しておりますので、本ソフト購入の参考にしていただけましたら幸いです。
数万年の時を経て眠りから覚めた超古代兵器ホリー。人類への復讐劇はここから始まる。
*本記事内で使用している画像の無断転載はご遠慮ください。
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